2勝1敗を導いたこと
もうだいぶネタになっていますが、今年のホークスの戦績です。
オープン戦:10勝5敗
交流戦 :12勝6敗
シーズン :94勝49敗(.657)
CS :4勝2敗
日本シリーズ :4勝2敗
工藤監督が就任時から強調している「2勝1敗を目指す」野球が結実した結果でした。
今日はシーズン通しの成績を見ていくと補強との連動がわかりやすいので紹介。
4月:14勝12敗
5月:18勝7敗
6月:15勝8敗
7月:15勝5敗
8月:17勝8敗
9月:13勝8敗(優勝までは10勝1敗)
10月:2勝1敗
この安定した戦いを支えたのは間違いなくリリーフ陣であり、
特に岩嵜サファテがシーズン通して安定していたからこその安定した成績でした。
けが人は多かったですが甲斐や上林・石川など新たな力がでてきた一年でもありました。
とはいえ、この長いシーズン同ペースを守れなかったのが、
4月と6月と9月でした。
この時期にホークスは2つの大きな動きをします。(9月は優勝後なので例外)
それは、川崎(4月末)とモイネロ(6月末)の一軍昇格でした。
今年は結果的にこの中途採用がはまりました。
去年のV逃しからくる気負いやWBC疲れにより停滞感のあったチームを勢いづけるとともに、7月ごろまでリードオフマンとして活躍した川崎選手。
6月ごろから疲弊感のでていた中継ぎ陣に救世主として現れ、中継ぎからセットアッパーまで様々な場面をこなしたモイネロ選手。
この2人の獲得は「けが人を埋める」のではなく、業界構造の変化に対応するための純粋な中途採用として有効でした。
ホークスは3軍制度を敷くなど育成を含めた総合的なチーム力はNo.1と言われていますが、去年の日本ハムや今年の楽天のように「え?なんか神がかってない?強すぎない?」ということが起こりえることがプロ野球の面白さでもあり去年はそれで日本ハムに敗れてしまいました。
今年楽天があそこまで伸びると予想した解説者がいなかったように、おそらくホークス球団も想定外だったことでしょう。ただ、そこで適切な手を打てたことが長いシーズンの優勝および2勝1敗ペースの堅持につながりました。
けが人を若手で埋めるとともに、チームとして足りないピースは補強する。
そして目標としているシーズン2勝1敗に向けて取り組み続ける。
シーズンオフの補強も大事ですがシーズン中もチームも対戦相手も変化し続けるのでそれに対応することの重要性を示すことができた1年でもありました。
今日はこのへんで。